島さんの展示会、1/10をもって全日終了いたしました。
お越しくださった方々、そして通販からお迎えくださった方々、とても感謝しております。
島さんの作品をご覧頂き、またお手元に置いて頂けて嬉しいです…!
ありがとうございました。

終わったのですが、今もお問い合わせ頂いています。
まだ数日は梱包のため持っていますので、「終わってしまった…」と
がっかりされている方がおられたらどうぞお問い合わせください。
(今週内には、買取させて頂くもの以外はお返しする予定です)


七草粥の写真、今頃ですが。
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耐熱鉢(私物)
粉引めし碗/小皿/焼締箸置き/島るり子
和紙貼八角盆(正角 黒)・五角箸/蝶野秀紀


島さんの耐熱鉢でお粥を炊いて、粉引のめし碗で。
小皿に梅干し、焼締箸置き。

素朴なお粥やお漬物がとても似合います。
でもお正月のご馳走や洋食にも素敵なのです。
盛っていただくと、その品の良さにいっそう気付いていただけると思います。
ハレの日もケの日も、楽しんでいただける器です。


昨年は本当にいろんなことがありました。

コロナが日本を席巻するようになり仕事の仕方も
今までと変わらざるを得なかったですが、
反面とても素晴らしい出会いをたくさん頂きました。


ネット越しのお付き合いなのにも関わらず、
とても丁寧な感想をくださったり喜びを伝えて頂いたり。

自分の仕事とはなにかを考えさせられました。

お店の役割はそのお店ごとにありますが、単に「器を売っている」のではないのだと、
作家とお客様の間に立つ者だからこそお伝えできることがあるのだと
改めて教えて頂きました。

人生で、このような仕事をさせてもらっていることに感謝しかありません。


「食事を入れる道具」を超えて、作り手は手に取る人に
幸せになってほしいと作品に願いを込めます。

ひとつのめし碗に、コップに、心が癒されることがあるのは、
そんな思いを感じているからなのだと思わされます。

コロナ禍は拡がりを見せていますが、どうか皆様が
心穏やかにお過ごしになれますように。
そのお手伝いが出来ればと思います。

皆様、島さん、この度は本当にありがとうございました…!

(先程も書かせて頂いたように、こちらに
通販作品掲載しているうちはお問い合わせ頂けます)


こちらよりご覧ください。

島るり子web展






【次回開催】

- 木と語らう -  

   中矢嘉貴 木工展 

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2021.1.30 sat -2.14 sun
11:00-19:00
店休日 期間中 月・火
※2/10より通販も承ります(2/23まで)

※時間外・店休日ご希望の方は
ご予約でご覧いただけます。
当日前にご相談ください。








富士山麓で制作される中矢嘉貴さんの三回目の展示会です。

大きくても軽く丈夫で手取りがよく、使いやすい中矢さんの木の器。

中矢さんの制作方法は、生木から削り出し乾燥させその過程で
自然に生まれるたわみを生かすというもの。
富士の麓で見えてきた、日本で育ちながら活用されなかった木々達を
「なんとか生かしたい」という思いから取り組まれてきた手法です。

今回は新たに、鉄媒染の作品を手掛けられています。

研究を重ねてこられた自家製の鉄媒染液と、
木に含まれるタンニンから生まれた美しい「黒」。

樹種や生育状況、木の部位により多様で繊細な色味が現れます。

食卓が引き締まる黒い木の器。
どうぞご高覧ください。





中矢 嘉貴   Yoshitaka NAKAYA

京都市太秦出身
立命館大学大学院機械工学専攻修了
造船重機メーカーを経て、
オーク・ヴィレッジ(株)入社 オーダー家具制作主任
2009年 木もの NAKAYA 開設
2015年 第54回 日本クラフト展 奨励賞 受賞「白と赤のランプシェード」

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「白と赤のランプシェード」
実はこちらは同じものです
灯すと赤く発色する様は赤富士のような美しい作品


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木が決めるカタチ


- 富士山麓の里山と人をつなぐモノづくり -




中矢さんのお住まいと工房は、富士山麓の少し小高く、
近くには白糸の滝がある美しい里山。

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中矢さんinstagramより


元は理系で機械設計技術者だった中矢さん。
後に木製品製造技術を取得、木工職人の道に進むように。

御結婚を機に移り住んだ富士山麓で、このような声を
よく聞くようになったといいます。


「先祖が植えた木だけど使い道がない」
「小さいころによく遊んだ木だけど、枯れてきてしまった」

そして日本で育ちながら、生かされずそのままになっている木々_

「モノづくりの場に活かされる機会がない
日本で育ったこの木々で作品を作りたい」


なんとか活かせないかと考えている時
師匠の須田二郎さんとの出会いがありました。



須田さんから学んだ中矢さんの技法には、一つ大きな特徴があります。

本来、木工に使われる木材は何年も乾燥させたものを加工していくのですが
そうすることで安定した形状に作ることができます。

中矢さんの制作スタイルは、切り出されたばかりの
まだ水をたっぷり含んだ木を削り乾燥収縮していくというもの。

次々に出てくる材を効率よく活かすのに一番適していたのがこの手法でしたが、
それまで木工に携わってきた中矢さんでも、体得するまでは苦労を重ねられたといいます。



削られた木々は人のコントロールを離れ、自ら姿を変えていきます。

その様子を
「木が決めるカタチ」
と中矢さんは言われます。


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水気を多く含む生木。
削ると水を浴びたようになるそう。




最初に手掛けられたのがランプシェード。

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穴が開いていたり節があることが
むしろ良い個性に

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デスクランプは自前で乾燥させた材から。
小さく感じますが、実はかなり太い乾燥木材を要します。
.


食の器も、旋盤で削り出したものが
緩やかなたわみのある美しい姿になります。


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大きくても軽く丈夫
余分な水分を吸ってくれるのでパンもご飯も
美味しくいただけるのも嬉しい点です

お花を活けることも。
ドライのものはそのまま、生花は中に器をいれて。



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お花を活けられる壁掛け
画鋲で留められるようになっています



今回の鉄媒染の黒い器は、木の成分から生まれる色です。
木目の素晴らしい地色の作品とともに楽しんでいただけたらと思います。

【鉄媒染について】

食用の酢(穀物酢を使用)に錆びた鉄を漬け込むと、酸により鉄分が酢に溶け込み
一ヶ月ほどで鉄媒染液が出来上がります。この鉄媒染液を木に塗ると、木に含まれる
タンニンという成分と反応し黒っぽく変色します。
このようにして鉄媒染液によって発色させることを「鉄媒染」と呼びます。

中矢さんはこの鉄媒染液を自作されています。
全て食用のもので人体に影響がないように配慮されています。

樹種や生育状況、木の部位によってタンニンの含有量が違うため
色や濃さには幅があります(紫系・緑系・茶系・灰色系などにわかれます)。
基本的に発色が均一にならないので全て一点ものとなります。




中矢さん作品掲載誌


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•nice things 8月号 部屋の照明 / ミディアム (2019.7)
•CASA BRUTUS 特別編集 美しい照明術/Magazine House (2019.1)
•富士山の麓で見つけた ヒト・コト・シゴト /永井理恵子 著/マイルスタッフ (2018.3)
•CASA BRUTUS 照明上手/Magazine House (2018.2)
•ミセス8月号 日本の暮らしに、木と竹/文化出版局 (2016.7)
•BRUTUS 木の椅子と木工/Magazine House (2014.10)
•一生ものの木の家具と器 東海・北陸の木工家25人の工房から/西川栄明 著/誠文堂新光社(2013.9)
•作家ものと暮らす/静岡新聞編集局出版部 編/静岡新聞社(2013.1)







「暑い時なら暑いままに、
寒い時には寒さをしっかり感じて
時代遅れかもしれませんが、
そんな暮らしが好きです。
だからこそ、春の到来がうれしく、
夏の緑陰がありがたく思えます。
どんなに寒くても春になれば花を咲かせ、
秋になれば紅葉する植物に
自然の大きさを教えられます。
少しいただいて、家に飾ったり料理に添えたり。
それだけで心が和むのですから、
「ありがとうね」なんて
言葉が出てきちゃいます。
                       (「島るり子のおいしい器」6ページより)


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中央アルプス、南アルプスの山々に見守れた信州伊那市。
島さんが長野県伊那に暮らして31年が過ぎようとしています。

遅く短い春と夏も、美しい秋も、土の凍る冬も
「自然に生かされている」と味わい感謝して生きる
島さんだからこその、優しく滋味溢れる器と料理。

お料理を作る時に「おいしくなあれ」と唱える思いは、
そのまま器作りにも通じています。

「器で笑顔のお手伝いができたら」
という愛情いっぱいの島さんの器。



是非、日々お手に取って感じていただけたらと思います。



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島るり子
•1952年 新潟県柏崎市に生まれる
•1970〜76年 京都・丹波にて修行
•1976年 柏崎市刈羽村にて登窯築窯
•1989年 長野県伊那市に移住
•1992年 伊那市手良、竜の沢に穴窯築窯
ほか 個展多数

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窯の小屋にて
(2年前に伺った折に)


ギャラリー「草草舎」
島さんの器と多国籍の手づくり品
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tel.fax 0265-72-4224
10:00-17:00 土・日・月曜営業
〒396-0002 長野県伊那市手良沢岡1273-1
※駐車場は5〜7台程度停められます





島るり子さんのうつわ


※お料理のレシピは「島るり子のおいしい器」に掲載されています

粉引

柔らかな印象の粉引。
土は赤土を使い、そこに白い化粧土を掛けて素焼きし、透明釉を掛けて焼成します。
島さんの粉引は「生掛け」といって最初の素焼きをせず.、適切に乾燥させた生地に
化粧土を掛けます。
「生掛け」は素地への食いつきがよく味も出るのですが、掛けるタイミングが難しく、
化粧土の中で崩れたり
乗りが悪くなったりするため高い技術を必要とされます。

IMG_0873.jpg生掛け。素焼きをしないため慎重に化粧をかけます。

粉引は特に使ううちに変化します。
骨董のように味わい深く育つ島さんの器。
お手元で育てていただけたらと思います。
展示では使用されているものもご覧いただけます。

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お茶やコーヒー、デザートにと
活躍してくれるそば猪口。
女性が片手で持てるのも
嬉しいサイズ。

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ご飯の映える粉引のめし碗。
白米も雑穀米も炊き込みも
いっそう美味しくなります。

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青菜も美しく映えます。


焼き締め

器の制作とともに、大量の薪の準備、窯詰め、そして周りのたくさんの方の協力の中、約1週間に渡る窯焚きが始まります。
冷えたら窯出し、仕上げ。
穴窯の窯焚きは一年に一度のドラマチックな仕事です。

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今までたくさんのうつわを焼いてきた
島さんの穴窯。


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灰がよくかかってほしいものは火前に、
よく炎が当たるように。
それぞれ相応しい場所に
パズルのように組んでいきます。
 

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炎の色を見ながら薪をくべていく。
窯全体が熱に包まれ、温度は約1200度。
作品が白く輝きだすと、窯焚きも
もうすぐ終わりを迎えます
 

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島さんと自然、多くの人の助けを
経て
生まれた焼締めの器。
一つ一つ心をこめて
手入れをされて並びます。

使うほどに艶が増すのも
焼締めの楽しみ。

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大根の漬物三種。
べったら漬け、
しょうゆ漬け、
けとばし漬け。

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甘いお菓子も自然の恵みから。
焼締めのお皿によく似合います。


耐熱

直接火にかけられる耐熱の器。
土鍋と同じように、最初はおかゆを炊きます。
そのあとはガスに掛けてもオーブンに入れても、空炊きしても大丈夫。
焦げても金タワシでゴシゴシ擦れば平気です。
グラタン、パエリア、ケーキ、油も大丈夫なので炒め物やアヒージョも。
できたらそのままテーブルへ。
しばらくグツグツしているので熱いままいただけます。
年中活躍しますが、寒い時期は特に嬉しい器です。

耐熱.jpg我が家にある島さんの耐熱。 いろいろな形があるのも魅力的。 用途に合わせて選んでいただけます。 もちろん普通の器としても活躍してくれます。

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きのこと栗のクリーム煮。
長野県はきのこが豊富。
クリーム煮にもよく合います。

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洋風すいとん。
すいとんにはチーズを
練りこんだ洋風。
トマト味で楽しみます。

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長野といえばりんご。
前回の展示会では
ずっとリンゴを作って
くださっていました。
リンゴとバターは相性ぴったり。




【 2020 展示会予定 】

加賀雅之 木工展
ネット展示会となります。
4/18-5/17

※終了しました
........................................

7/4-8/2

松村英治(陶)

※終了しました

........................................

9/5-9/13(9/14-9/30web展)

加賀雅之(木工)

4月のweb展とはまた違ったものをご覧いただきます

※終了しました
........................................

10月

※中矢嘉貴 (木工)展は2021年1月末からに変更になりました

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10/31-11/14

チエミサラ(キャンドル)×中野由紀子(硝)×野村晃子(陶) 

※終了しました
........................................

12/5-12/20
(通販は12/23-1/10)

島るり子(陶)

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※2021年2月末からに変更になりました
坂田真由美(まえかけ)


<過去の展示会作品>

記載中の個数は展示会当初のものです。
作品についてはこちらからお問い合わせください。
※ただ今常設作品のページも準備中です。

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2019 

角掛政志2019
加賀雅之2019
小野寺友子2019
三浦侑子2019
谷井直人2019
蝶野秀紀2019


2018

加賀雅之2018
松村英治2018
松原竜馬2018
角田淳2018
中矢嘉貴2018
中野由紀子2018-2019
横田順子2018-2019