木なりの器
工業製品と工芸作品の間のような仕事を目指し
名付けた工房名「Semi-Aco」。
昔家具メーカーで働かれていた時代に、節があって家具として使えず
端材として処理されてしまう木片をなんとかできないかと考えたところから
加賀さんの作品作りがスタートしました。
「例えば魚を食べるとき、骨以外全部食べて命を生かしたい、
そんな『御馳走様』の感覚と似てるかもしれません」
という加賀さんの材への姿勢が
より深く表れたもの。
木とご自身、その間に立って
向き合い続けて生まれてきた作品。
それが「木なりの器」です。
「狙った訳でも仕掛けた訳でもなく、色々やった結果、
極自然にここに辿り着けたという感覚が、
何とも心地良いシリーズなのです」
「Semi-Aco 木のものづくり」2019.02.04 より
木なりの器は、全てが一点物となります。