喫茶去 作家紹介
大澤知美
tomomi osawa
大澤さんは奈良県で制作される木工作家です。
大学を卒業されてから建築を学ばれ、その後は木工の世界に。
展示会に当たり訪れたご自宅は
ご自身の手による家具と様々な作り手たちの器に囲まれた
木の香りに包まれた気持ちの良い空間でした。
4月、お茶会のための試作を持ち寄って打ち合わせ
成形を待つ材
ここから旋盤で器になっていきます
漆を施された作品達
我が家の無垢の小鉢。
果物やスイーツを頂くのに使わせていただいています。
作品のアイディアは暮らしの中から浮かんだり、
欲しいと思ったモノを作ることが多いと言われます。
端正でありながら木の柔らかさがいとおしくなるような大澤さんの作品。
日常に溶け込んでいく可愛らしく優しい雰囲気の中にも、
作り手としての軸を感じさせる強さを内包しています。
今回は無垢の他、白漆などもお持ちくださいます。
長きに渡って暮らしの友となってくれる器です。
お迎えいただけたら嬉しく思います。
時計やランプシェードなど
暮らしの道具も制作されています
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大澤知美 プロフィール
奈良在住
建築現場や家具制作を経て
現在は日常で使うモノを制作
毎日使えるモノを作っています。
是非日々の暮らしの中で繰り返し使っていただき
経年変化も楽しんでいただけたらと思います。
instagram @t.o_sawa
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黒川登紀子
tokiko kurokawa
香川県のガラス作家、黒川登紀子さん。
大人の可愛らしさを感じさせる色使いと表現には
見る度にハッと目を奪われ、心が浮き立つような気持になります。
口巻きの色合わせの妙も魅力の一つ
8月に千田さんと伺った工房で制作のお話を伺いました。
この時は奈良の大澤さんとリモートで打ち合わせ。
ガラスも炉に色を溶かしたりいろいろな製法がありますが、
黒川さんはロッドと呼ばれる色のガラスを使われます。
必要な分量をあらかじめ500℃ほどに徐冷炉で温めておき、
溶解炉で溶かしてある透明ガラスを拭き竿に巻き取ったところに
その柔らかくなったロッドを付けさらに透明ガラスを巻き取ります。
吹けるようになる温度まで温め、成形を始めます。
ロッドと呼ばれる色ガラス。
グラスのサイズなら手前の大きさほどの塊を使います。
美大で油絵を専攻されていた黒川さんの
今に繋がる色の感性が垣間見える工房の壁画。
当時、油絵の終わりのなさに悩んでいた時に
学祭で見た窓辺のブルーのアクリルの作品が透けて
美しい様子に一気に引き込まれたそうです。
季節や空間など、その時々の感覚を楽しんで取り入れ
色で表現される黒川さんの作品、どうぞお手元でご覧ください。
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黒川登紀子 プロフィール
東京ガラス工芸研究所にてガラス制作を学んだ後、
香川県のガラス工房に勤務。
1999年にガラス工房 glass bee studio を設立。
色のおもしろさや組み合わせの発見を
ガラスでどう表現するかを考えています。
色を無限に楽しめるから、形は出来るだけ
シンプルにスタンダードに。
instagram @k5trk [ch0]
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千田稚子
wakako senda
岡山で相棒の三宅史家さんと「ゆうらぼ」を主宰される千田さん。
ご自身料理好きで「こういう器があればよいのに」という思いから陶芸家に。
日々の器を始め、にんにくポットやミル、塩壺など道具も制作されています。
スタッキングされた姿もすっきり美しい。
ありそうでない、痒い所に手が届く器。
千田さんと言えば「余白」のある器。
お料理は作り立ての美味しいうちに食べたいもの。
ささっと盛っても映えるうつわをと心掛けている千田さんの器は、
一見何気なく思えるけれど、盛り付けると自然に
美しい『間』ができるように制作されています。
グラスや小鉢に多用できるゴブレット
十角皿
ハッとするバランスと「間」があります
昨今では、台湾茶の器も作品に増えています。
可愛いサイズ感のある台湾茶の道具ですが、
千田さんが手掛けられるものは
シャープでキリリとした印象もあります。
それがまたかっこよく可愛い。
今回のお茶の道具も楽しみにご覧ください。
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千田稚子 プロフィール
1994 岡山大学教育学部 特美 工芸科卒
1999 真吉備窯・青木優三氏に師事
2000 陶工房ゆうらぼ主宰
個展、グループ展多数
食いしん坊のわたしは、料理は作り立ての美味しい
うちに食べたいので、ささっと適当に盛っても映える
余白のある器を作りたいとおもっています。
からっぽの器を見た時に、どんな料理を作ろうか、
誰と一緒に使おうか、と思い描いていただけたなら
それが私にとっての喜びです。
instagram @mamewaka
HP 陶工房ゆうらぼ
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